白内障とは？

白内障は、目の水晶体が透明性を失い、濁ってしまう病気です。これによって、光が眼の後ろにある網膜に適切に届かなくなり、視力の低下やかすみを引き起こします。
白内障は、年齢とともに進行する老化現象が主な原因ですが、遺伝的要因や外的要因（喫煙、糖尿病、紫外線）により発症することもあります。

水晶体が濁る原因

水晶体が濁る原因は、通常は加齢による変化によるものです。
加齢に伴い、水晶体のたんぱく質が変性し、透明性が失われてくることが主な要因とされています。
また、紫外線曝露や喫煙などの外部からの影響も、水晶体の濁りを促進する可能性があります。

加齢とともに、ストレスや紫外線によりレンズ内のタンパク質が変化し、凝集して白い濁りを形成することがあります。

水晶体は、紫外線を受けると活性酸素が発生します。これによって水晶体の細胞内に含まれているタンパク質が酸化することで、白内障を引き起こす原因となります。

タバコに含まれるニコチンには血流を悪くする作業があり、目の栄養が不足した結果老化を早めることになります。
加齢と同様に白内障を引き起す要因となります。

白内障は水晶体の濁り方によって異なるタイプに分類されることがあります。

成熟白内障は水晶体が完全に濁り、視力が大幅に低下した状態です。
この段階では、光の透過が極めて困難になり、手術による治療が必要となるケースが多いです。

核の部分（中心）が濁るタイプの白内障です。
これは年齢による変化で最も一般的であり、光を通すための核の中心部分が黄色く変色し、視力の低下を引き起こします。

水晶体の裏側、すなわち水晶体の後面に近い部分が濁るタイプの白内障です。
このタイプの白内障は、糖尿病患者やステロイド薬の長期使用者によく見られます。